ピレネックス(PYRENEX)のオードベール(L’AUDOUBERT) は登山家ルイス・オードベールにインスパイア
されたアルピニズムダウンジャケットです。
今回の新しいコレクションは、彼がヒマラヤ山脈の最高峰に登頂した時の歴史的なモデルを復刻しています。

復刻版かっこいい!



男性に向いてるデザインだよねっ!



そうそう。女性にはちょっと寸胴に見えちゃうかもしれない。
ピレネックス【PYRENEX】
ピレネックスは、フランスのピレネー山脈の麓サン・セベ(Saint-Sever)にて、羽毛を生産する会社として1859 年に創業しました。
1960年代にシュラフなどのキャンプ用品をはじめとする本格的なアパレル製品の生産を始めたピレネックスは、OEM メーカーとして様々なブランドとタッグを組み、物づくりのノウハウを蓄積して1990年代から「PYRENEX」の名を冠したブランドをスタートしました。
ピレネックスのダウンは世界でも高水準のダウンと言われていて、ダウン原毛の仕入れから仕上げまでを一貫して厳重に管理しています。
現在はパリの直営店や百貨店・セレクトショップにコーナーを展開するなど、フランスを代表するダウンブランドへと大きく発展しています。
現在でも羽毛販売や寝具の生産を続けていて、世界的には珍しい原毛から製品までを一貫して自社工場で生産しているダウンの総合メーカーです。
L’AUDOUBERT
– オードベール –とは
オードベールは、1970年代にピレネックスの初代テクニカルアドバイザーを務めたピレネーの登山家ルイス・オードベールにインスパイアされたアルピニズムダウンジャケットです。
彼はピレネー山脈をはじめ、世界各地にそれまでアクセスできなかった多くのルートを開拓しました。
今回の新しいコレクションは、彼がヒマラヤ山脈の最高峰に登頂した時の歴史的なモデルを復刻しています。
今回のダウンジャケットは、オーセンティックなラインとヴィンテージファブリックをミックスさせた
オーバーサイズのルックで、どこか都会的で今のトレンドにもマッチする要素を持ち合わせています。
高山などのアウトドアフィールドだけでなく、タウンユースにおいても、厳しい寒さ(マイナス10℃~)の気温環境下では理想的なジャケットです。
表地には撥水性、防風性、透湿性に優れた生地を使用し、ロフト感の高いフレンチダックダウンをふんだんに充填しています。
フロントジップは上下から開閉が可能で、ジップを包むようにフロントタブを二重にすることで防風性を高めています。
ボリュームのあるフードは2種類のドローコードでフィットの調節が可能で、フロントにはダウンを内蔵した大型のフラップポケットを備えています。
ザ・ノース・フェイスのヒマラヤンパーカは900フィルパワーに対して、オードベールは850フィルパワーです。





ダウン量がすごいから届いた時、段ボールが盛り上がるほどだったよね!



ほんとに!それにはびっくりしたよ!!



さて!じゃー、サイズ感や着心地を紹介しよう!
サイズ感
サイズ表記 | XS | S | M | L |
着丈 | 79cm | 81cm | 83cm | 85cm |
胸囲 | 112cm | 120cm | 128cm | 136cm |
肩幅 | 45cm | 47cm | 50cm | 53cm |
裄丈 | 86cm | 89cm | 92cm | 95cm |
袖丈 | 63cm | 65cm | 67cm | 69cm |
高山などのアウトドアフィールドだけでなく、タウンユースにおいても厳しい寒さ(マイナス10℃~)の気温環境下では理想的なジャケットだというのはお分かりになったかと思いますので、ここからはサイズ感をご紹介したいと思います。
モデルは、身長168cm 体重73kg。
体型は、胸板厚めの元ラグビーやっていた感じをイメージしていただければと思います。
試着画[正面]
上記の写真では、168cmの男性がMサイズを着用しています。
全体的にボリュームがある作りとなっていて、ダウンに包まれている感じがすごくわかります。
試着画[横向き]
試着画[後ろ姿]
腕周りフィルパワー比較画像
左の写真はノースフェイスのフィルパワー700と800の物とオードベール850との比較画像です。
右の写真はオードベール850とモンクレールとの比較画像となっています。
写真を見ていただければわかるかと思いますが、腕周りのダウンの量が全然違く、手首までしっかりと
ホールドされている感じがします。
ダウンについて
サン・セベはフォアグラの産地として欧州では有名な地域で、ピレネックス社は創業当時から 食用として処理された鳥の羽毛を用い、掛け布団や枕などの寝具類の生産を続けています。
ピレネー山脈の麓という厳しい気象条件で育ったダックからは、ピッキングされたダウンは非常に高いフィリングパワーをもち、保温性の高いダウンが生まれます。
原毛は通常24時間(夏期は12時間)以内に処理を行わないと腐敗が始まり、ダウン本来が持つ性能が失われると言われていますが、ピレネックスはダウンの加工場を農場の近郊に設ける事で、素早くダウンの処理を行う事が出来ます。
使用するダウンは14〜16週間育成された成熟した水鳥の羽を使用しています。
寒暖の差の大きい寒冷地で、のびのびとストレス無くしっかりと成熟するまで育っているので、ダウンクラスター(ダウンボール)は大きく育ち、かさ高のある保温性の高いダウンになります。
そのため、高いフィルパワーのダウンに加工することが出来ます。
量産用ダウンの場合、生後6週間程度の未成熟な水鳥の羽毛を使用しているため、ダウンクラスター(ダウンボール)が成長途中で小さく、保温性が十分ではありません。
引用:ピレネックス公式サイト
フィルパワーとダウンの品質
ダウンの品質は、単に羽の種類やダウンの混合率だけで決めるのでは無く、フィルパワーの高さで保温力が分かります。
フィルパワーとは
ダウンの嵩高性を表す指標の事です。
ダウンをシリンダーに入れて圧縮させ、一定時間後に復元した体積量を示します。
フィルパワーの値が高いほどダウンの膨らみが大きく、空気をたくさん含んでいるので保温性が高いといえます。
水鳥の種類や産地にこだわっても、しっかりと成熟したダウンクラスターを使用しなければ、高品質なダウン製品は出来上がりません。
14〜16週かけて成熟した水鳥のダウンは、ダウンクラスターが十分大きくなっているので嵩高性に飛んだダウンができます。
安価なダウンの原毛は約6週間前後の水鳥の羽を使用しているので、ダウンクラスターが成長途中でまだ未熟なため、嵩高性の低いものになってしまうのです。
ピレネックスは、ダウンを丁寧に洗浄とすすぎ、乾燥を繰り返し行い、臭いや汚れ、埃などをしっかりと取り除いたのち、大型の選別機へ投入し、グレード別に選別していきます。
工程をきちんと行ってダウンの品質にムラを生じさせない・臭いを生じさせない、そして加工が完了したら洗浄度合いをテストし、テストをクリアしたものが製品へと使用しようしているのです。
着心地
なんといっても、手を通したら手首までしっかりとダウンのボリュームを感じられます。
復刻版ということもあり、デザインは今とは違いますがコールドポイントもなく寒くないです。
ダウンを知り尽くした
プロフェッショナルが作る
ジャケット
他社より加工処理済みのダウンを仕入れることなく、創業当時より自らの手でダウンの生産を行ってきたピレネックスのオードベールの復刻版ダウンジャケット。
原毛の選別から最終処理に至るまで、丁寧な加工と厳しい品質テストを繰り返しながら、最高品質のダウンを
作り続けているピレネックスのオードベール。
長い歴史の中でダウン生産における独自のノウハウを培って作ったダウンジャケットだからこそ味わえる着心地などを実現できます。一度手を通してみると、すぐにその温かさを感じられますよ。



